2022年度 ツルギフォトニクス財団 事業計画
概要
本年度は財団設立8年目になるが、引き続き半導体レーザの研究支援を続けてゆく。
本年度は昨年に続きコロナウイルスの世界的な蔓延が継続しているが、日本国内ではワクチン接種が行き渡りつつあり、各種の研究会、国内国際会議も対面を含めたハイブリッド開催されるようになってきた。
会議、研究会助成については、本年度はハイブリッド開催を予定しているOPIC、OECC、ISLへの助成を予定しているが、そのほかの国内の各種研究会、国際会議への助成も適宜行ってゆく。
大学研究機関への研究助成は引き続き継続するとともに、これまでの研究調査を通じて今後の基盤技術の強化に関連する新たな案件の選定も進めてゆく。
フォーラム活動については、松江開催のISLC国際会議、及び電子情報通信学会・PDW研究会への参画、助成を行い、先々財団が主催する“半導体レーザフォーラム”開催に向けた基盤作りを行う。
これらの活動により、半導体レーザの研究の活性化と技術レベルの底上げ、そして、 日本のレーザ関連を推進している方々とのコミュニケーションを図り、連携できる場の提供を通じて、半導体レーザ技術の発展に貢献していきたい。
2022年度の事業計画
(1)
研究助成、技術支援
テーマに関しては一昨年の研究助成テーマの継続と共に、研究調査を通じて更なる半導体レーザの基盤技術の強化に関連するテーマへの研究助成も検討する。
(2) 国内開催の国際/国内学会、及び研究会への助成及び運営支援
研究選定委員会にて選定し、理事会で承認された下記の国際会議、研究会等への 助成を行う。
・4月 OPIC@横浜への参加、国際会議助成
・7月 OECC@富山への参加、国際会議助成
・10月 ISLC@松江への参加、国際会議助成
(これはフォーラム事業の一環で行う)
・12月 ・電子情報通信学会PDW研究会へ参加、研究会助成
そのほかの小規模国際会議、研究会(LQE, OPE等)については、
適宜弾力的に検討して助成を行なう。
(3) 調査研究事業
助成を決定した国際会議、並びに調査研究を予定している下記の国際会議、研究会へ出張し調査研究を行なう。下記以外も適宜調査研究のため、国内出張、海外出張を行なう。出張予定の案件は以下の通り。
・2022年4月 OPIC 2022@横浜
・2022年5月 光協会・モビリティフォトニクス@オンライン
微小光学研究会163回@オンライン
・2022年7月 OECC 2022@富山
電子情報通信学会PICS研究会
・2022年8月 微小光学セミナー@オンライン
光通信研究会@オンライン
・2022年9月 ECOC 2022@バーゼル
電子情報通信学会 全国大会@オンライン
・2022年10月 ISLC2022@松江
(ハイブリッド開催、*フォーラム活動)
微小光学研究会164回@日本女子大
・2022年12月 微小光学合宿研究会、委員会@京都
電子情報通信学会PDW研究会
・2023年 3月 OFC2023@米国・サンディエゴ(オンライン参加)
電子情報通信学会 全国大会
応用物理学会 全国大会
また定期的に行われる下記の研究会への参加も行なう。
・光無線給電研究会
・モビリティフォトニクス研究会
(4)上記(1)~(3)の事業活動から得られた報告、情報
及び知見を共有し議論できるフォーラムを主催する。
今年度は2022年10月のISLC2021@松江にて、光ファイバー敷設40周年のオーガナイザーを担当、本会議は現地参加で対応する。
フォーラム活動としては末松教授、伊賀教授、Coldren教授らの松江滞在を助成し、更に組織委員会と連携して弾力的な国際会議助成を行う。また12月の電子情報通信学会PDW(LQE/OPE/PICS/ISLC合同研究会)への参画と助成もフォーラム活動とする。
今後、フォーラム活動で得られたテーマ、及び、研究助成を行った研究機関からの報告を行う財団主催の“半導体レーザフォーラム”の開催にむけた準備を行う。
(5) 半導体レーザ技術等の研究コンサルタント事業
適宜検討
(6)その他当法人の目的を達成するために必要な事業
適宜検討